英会話力の上がる耳読書法

ミス花子

2016年03月15日 10:14

先日の記事でご紹介した本、"Are You There God? It's Me, Margaret"をオーディオブックで耳読書を継続中です。




どんなストーリーかというと・・・

ヤングアダルト向けにカテゴライズされるこの小説は、6年生の女の子が主人公。母親はクリスチャン、父親はユダヤ教徒で、宗教上のいわゆるハーフ状態で生まれた主人公が、自分の宗教を探し求める。その傍ら、第二次性徴、好きな男の子、自分の意見を友達に言うべきかどうか、など、思春期の女の子が直面する様々な出来事も扱っている。
※Wikipediaより、テキトーに抜粋・翻訳。


こういう内容なので(汗)、小1の次女にはわからない話かと思いきや、「おもしろい」という反応で驚きました。さすが、2010年、「TIME誌が選んだ100冊の最も優れた小説」に選ばれた本だけのことはあります。また、初版が1970年と46年前!という古い本でありながら今でも人気を誇っているのも納得の面白さです。
※後記 内容的に小学校高学年以上向けの本なので、低学年の子にはオススメできない本です。


ちなみにウチの長女は4年生ですが、誕生日で言えばアメリカでは5年生なんですよね。この小説の主人公は6年生ということで、歳も近くストーリーに共感できるようです。


さて、本題ですが、オーディオブックで耳読書すると、ナレーターが本を読み上げてくれるわけですからリスニング力も上がります。でも、読むスピードが早いので、たった1回聞き流すだけでは、ストーリーは頭に入っても、英語表現の方は忘れてしまいます。


たとえば、この小説では、主人公のマーガレットがこんな風に神様に向かって話しかけます。

Are you there God? It's me, Margaret. We're moving today. I'm so scared God. I've never lived anywhere but here.
神様、私です、マーガレットです。今日、引越しします。神様、怖いです。だって私、ここ以外のどこにも住んだことがないんです。


この部分だけでも、わりと使える英語表現が入ってますよね。1回これを聞いただけでは忘れてしまいますが、これを2回、もしくはそれ以上聞いたら、どうなるでしょう?だんだん自分の使える英語表現として定着してくるんです。物語の臨場感と気持ちの揺れ動き、そしてその繰り返しのおかげで記憶に残った英語表現は、正しい場面でぱっと口から飛び出してくれます。


子どもは、面白い話なら、同じ話を何回も聞きたがります。わが家の耳読書は、何度も同じところを聞きながら、ゆっくり進めています。


やり方はこうです。わが家は毎日、2チャプター以上を耳読書しています。そして翌日は、前日の"聞き始めの"次のチャプターまで戻って聞きます。どういうことかというと・・・


今日:チャプター3~6
翌日:チャプター4~7


こんなかんじです。ちなみに新しい本の耳読書を開始するときは、チャプター1は翌日もう1度聞くようにしています。


活字だと、同じところを何度も読むのはわずらわしいですが、耳読書ならラクラクですよね。わが家は毎日、車でドライブ中に30分程度、もしくは寝る前に15分程度、耳読書を楽しみながら、英会話力をブラッシュアップしています。

※耳読書で使用しているオーディオブックは、オーディブルでダウンロードしました。
※オーディオブックを使用したリスニング強化法はこちら



関連記事